特別じゃなくても、

 

何気ない時間が 奇跡だって気づいた

 

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兵頭功海 桃果

 
山本亜依 八木拓海 山形美智子 
志波景介 光徳瞬
白石優愛 篠田諒 みやたに 
高川裕也 関幸治 秋田ようこ 田中栄吾
 
製作・脚本・監督・編集:園田 新

 


INTRODUCTION

 

<映像×音楽>が呼び起こす感情のさざめきのなか、
積み重ねてきた時間を今一度見つめ直す——

 
2009 年函館港イルミナシオン映画祭受賞シナリオ「記憶代理人」 を原作に、多くのファンや制作陣が劇場公開を待望してきた『消せ ない記憶』。多岐の取材から“記憶力の低下”をめぐる切実な葛藤と 向き合うとともに、創造性豊かな脚本が日々見失いがちな大切な人との時間を観客の胸に呼び醒ます。
脚本・監督は、『Wiz/Out』がスマッシュヒットを記録、『リバース ダイアリー』が国内外で高い評価を得た園田新。主人公の西潤一役を演じるのは、「NEW CINEMA PROJECT」俳優部門グランプリ受賞、 「騎士竜戦隊リュウソウジャー」などドラマ・映画で近年注目を集 める兵頭功海。もう一人の主人公・神崎優衣役を演じるのは、若手 俳優の登竜門とも呼ばれるシリーズ実写化映画の第 8 弾『人狼ゲーム デスゲームの運営人』でヒロイン役をつとめた桃果。人生の不意の悲しみや喜びに寄り添うように、胸の中に うずく感情をリアルに瑞々しいタッチで描き出す。そして、劇中歌および劇伴音楽をロックバンド・Lucid And The Flowers の中里正幸が書き下ろす。

STORY

あなたには大切にとっておきたい思い出はありますか?
現実と幻想の狭間に生まれた、記憶を巡るSFラブストーリー

 
舞台俳優・西潤一はミュージシャンの神崎優衣と路上パフォーマンスを通じて出会う。お互いの過去や秘密を語り惹かれ合うふたり。順調な表現活動も束の間、しばらくして西は自らの記憶力が低下していることに気が付く。そしてあるすれ違いをきっかけに、西は優衣の前から姿を消す。優衣は彼の行方を求め続けていくなかで、西のことを知るという"記憶代理人"が現れる——。

CAST / STAFF

兵頭功海 /

as 西潤一

2018年、GYAOとAmuseが共同実施したオーディション、第1回「NEW CINEMA PROJECT」の「出演者」部門でグランプリを受賞。映画「五億円のじんせい」で俳優デビュー、その後「騎士竜戦隊リュウソウジャー」にカナロ/リュウソウゴールド役で注目を集めた。
その後ABEMAオリジナルドラマ「ブラックシンデレラ」(2021)、TOKYO MX「片恋グルメ日記」シリーズ(2020・2022)、「ブルーバースデー」(2023・カンテレ)、映画「レッドブリッジ」「レッドブリッジビギニング」(2022年公開)、「宇賀那健一監督短編集:未知との交流」(2022年公開)など作品が続く。

桃果 /

as 神崎優衣

2000年生まれ。2013年から約1年間、雑誌「ニコ☆プチ」専属モデルを務める。2015年ドラマ『五人のジュンコ』出演以降、数多くの映像作品で活躍。
主な出演作に、映画『ビブリア古書堂の事件手帖』(2018)、映画『人狼ゲームデスゲームの運営人』ヒロイン(2020)、映画『IDOL NEVER DiES』主演(2022)、MBSドラマ「美しい彼」(2021)、NHK「ヒロイン誕生!ドラマチックなオンナたち」(2023)等がある。
その他、多くのCMGReeeeNMVに出演するなど多方面で注目を集める。

山本亜依 /

as 雨宮翠

1995年生まれ。三重県出身。
2016年に配信ドラマ「東京女子図鑑」で女優デビュー。主な出演作は、映画「きみの鳥はうたえる」(2018)、ドラマ「トドメの接吻」(2018)、Netflixオリジナルシリーズ「ヒヤマケンタロウの妊娠」(2022)のほか、CMMVなどがある。
現在YouTubeにて配信中の短編映画「そこで待ってて」(2022)では主演を務めた。
三重県観光連盟Webサイトで「山本亜依のみえたび!」を連載するなど、幅広く活動している。

八木拓海 /

as 記憶代理人

1996 年生まれ。茨城県出身。
2020 年より俳優活動を開始し、ドラマデビュー作品は、EX「24 JAPAN」(2020)木元広海役で出演。
主な出演作には、NTV×Hulu「君と世界が終わる日に」(2021)、 舞台「死んだあとにあげる花束よりも、生きているあなたに花束を。」(2021/主演)、 「Unknown」(2021/主演)等。

園田 新 /

製作・脚本・監督・編集

大学在学中にニューヨークに留学し、映画づくりを学ぶ。2007年、初長編作品「Wiz/Out」が渋谷ユーロスペースにて公開、スマッシュヒットを記録。函館港イルミナシオン映画祭・シナリオ大賞にて自身の長編映画用脚本が2作品連続受賞。(2009年「記憶代理人」審査員奨励賞、2011年「リアルファミリー」グランプリ)
2013年、釜山国際映画祭が主催するアジアの新進映画作家支援プログラム・AFA(Asian Film Academy)の監督として選抜される。
演出部と制作部を兼任しつつ、企画、脚本から監督、編集、配給展開に至るまでトータルプロデュースする独自のスタイルで作品づくりを行う。
2017年、長編映画「リバースダイアリー」を製作。同作は国内外20を超える映画祭に招待され、最優秀作品賞を含む11の賞を獲得。

TRAILER

COMMENT

2009年の函館港イルミナシオン映画祭・シナリオ大賞の審査員として「記憶代理人」と出会ってから十数年。
映画化に邁進した園田監督のパッションに敬意を表します。
 
この「消せない記憶」を観て、今一度「日々を生きる」ことを思い、「今」は過去と未来がセットになって存在していることに想いを馳せてみました。
主人公たちをはじめ、素敵な俳優の皆さん各々に感情移入しながら、面白く楽しめました。
澄んだ歌声が、今でも記憶に残ります。

河井真也(映画プロデューサー)
「スワロウテイル」「ヤンヤン 夏の想い出」

大事な人と過ごしたあの時間もこの時間も、いつかは忘却の彼方へと消えていくだろう。
しかし、その“大事な人”が、あの時間もこの時間も覚えてくれているのであれば、それはそれで幸せなことではないか? 
そんなことを思わずにいられない、園田新監督の新作。
『リバースダイアリー』と同様に、そこには生の希望が見えてくる。

相馬学(映画ライター)

記憶の蓄積によって人は成長し大人になる。
その蓄えがある日突然消えてしまったら恐ろしく不安なことだろう。
記憶は脳に焼き尽けられるのか、心に刻まれるのか、消せないのか、消えないのか、
自分の意志を超え障害を超えて本能的に残された大切な光景が胸に沁みる。

中野正貴(写真家)
「TOKYO NOBODY」

花屋でガーベラをみかけるたびに思い出す、
やわらかい光の中に浮かぶ澄んだ歌声が記憶を優しくくすぐる。
零れ落ちていくばかりじゃない、
消えずに残るものを丁寧に抱きしめていたい。
『消せない記憶』は、私だけの消せない記憶となるのです。

テラシマユウカ(GANG PARADE)

THEATER

 

東京

シモキタ-エキマエ-シネマ『K2』

3月31日(金)~6月1日(木)

横浜

kino cinéma横浜みなとみらい

5月12日(金)~5月25日(木)

大阪

シアターセブン

5月27日(土)~6月3日(水)

福岡

KBCシネマ

6月23日(金)〜6月27日(火)

名古屋

シネマスコーレ

7月8日(土)~7月14日(金)

別府

別府ブルーバード劇場

7月24日(月)~7月27日(木)